地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 | COC+
文部科学省では、平成27年度から、大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革を断行する大学の取組を支援することで、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的として「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」を実施することとなり、鳥取県内の高等教育機関が採択されました。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の目的

有能な若者の地元定着と自治体・企業の活性化を実現し、地方創生のモデルとして確立することを目指します!

COC+事業連携図

大学間連携ソーシャルラーニングとは?

地域志向系科目・課題解決系科目・キャリア形成支援系科目の充実を図ります!

平成28年度から全学共通教養科目として「現代鳥取学」で鳥取県の地域や産業等の現状と課題について理解を深めます。また全学特別科目として「現代鳥取研究」を通して フィールド調査を踏まえたグループでの課題解決へ踏み出します。

各学科・専攻においてはそれぞれの専門科目にある課題解決型学習でフィールドワークなどを行いつつ進めていきます。

また、キャリア形成支援系科目として、共通教養科目の「キャリアデザイン入門」と各学科の専門科目でのキャリア形成科目と連携しながらライフ・プランニング、キャリア設計を行います。

「地域創生推進プログラム」修了証書を授与します!

地域が求める人材を養成するための「地域創生推進プログラム」について、「地域志向教育科目」「キャリア教育科目」「地域インターンシップ科目」の各科目群の中から、それぞれ2単位以上、合計6単位以上を修得した場合、卒業時に「地域創生推進プログラム」の修了証書を授与します。

地域インターンシップの充実を図ります!

平成25年度以降、鳥取県内高等教育機関と鳥取県、産業界等とインターンシップのプラットフォームを構築し、運営しています。この枠組みで事前学習での課題設定・マナー学習を、事後学習での課題達成の振り返り・定着を行います。教育機関と受け入れ先が協働でプランニング・実施・評価を行っています。

従来以上の受け入れ先の確保、鳥取県内外の様々な出身の学生たちと一緒に、短期・中期・長期のインターンシップを経験し、地元産業等の魅力に気づき、働くことの意義を実感していきます。

学内での「鳥取短期大学就職面接会」を実施します!

鳥取短期大学と鳥取労働局との共同開催で、「鳥取短期大学就職面接会」を学内で実施いたします。

鳥取県内を中心に次年度採用計画をされている企業等の人事担当者の方々にお越しいただき、学生たちが直接面接をすることで就職に結び付けます。

学生たちは地元の企業等を知る絶好の機会となり、より理解を深めた上で希望職種へのマッチングに繋がります。

本学では、学生・担任・保護者の進路三者懇談会を開催し、個々の学生の適性と希望職種等を1年次から把握、そして個別の就職支援を行います。

“社会人としてのマナー”の強化を図ります!

キャリア支援部、キャリア支援委員会、担任がスクラムを組み在学中に個々の学生の“社会人としてのマナー”の強化を図ります。具体的には、あいさつ、言葉遣い、電話応対など実際の演習を行います。そして卒業後、社会人としてまた職場での即戦力としての実力養成を目指します。

地元就職率向上を目指します!

このCOC+(Center of Community +)事業の目標として、平成26年度と比べて、事業終了の平成31年度時点で、地元インターンシップ率と地元就職率を、それぞれ10ポイントアップを目指します。

地元の産業等の魅力に共感して、自分自身のキャリア実現を行い、地域に貢献できる人材になるようにあらゆる支援を行っていきます。

なお、鳥取看護大学はこのCOC+で「まちの保健室」事業を取り組みます。

活動例

地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。

理事長 山田修平