
令和7年6月20日(金)、鳥取県立美術館で、第3回対話鑑賞ファシリテーター養成研修を開催しました。
この研修には、前回までと同様に地域コミュニケーション学科の1年生と、対話鑑賞ファシリテーターをめざす一般の方々が参加し、熱心に講義に耳を傾けました。
前半は、NPO法人芸術資源開発機構の代表であり、アートエデュケーター・アートプランナーの三ツ木紀英さんに「ファシリテーションの理論と実践」と題し、講演いただきました。三ツ木さんは、対話鑑賞ファシリテーターの役割として、①場をみる ②よく聴く ③働きかける ④共有する の4つをあげ、鑑賞者が感じたことや考えたことを大切にして、いろいろな見方を理解して肯定的に受け止めることが、作品の新たな気付きになるとお話しされました。
後半は、グループにわかれてファシリテーションを実践し、ファシリテーター役の学生たちは、同じグループの仲間の意見に耳を傾け、一つの作品にもさまざまな見方があることをグループで楽しそうに話し合っていました。
次回の研修は、10月10日(金)に鳥取短期大学で行う予定です。そこでは、コミュニケーションの基本となる「聴く力」について、さらに理解を深めていきます。
前半は「ファシリテーションの理論と実践」について講義を受けました
後半はグループにわかれてファシリテーションを実践しました