“アートを活かした街づくり”をテーマに特別講義と現地視察を実施(県立美術館フィールド活用支援)
「とっとりプラットフォーム5+α」では、鳥取県と連携し、来春開館予定の鳥取県立美術館を学びのフィールドとして活用する取り組みを行っています。
令和6年11月、「鳥取県立美術館フィールドを活用した人材育成支援事業」の一環として、特別講義と現地視察の二本立てで“アートを活かした街づくり”を学びました。
■ 横田侑氏登壇の特別講義
11月21日(木)、鳥取短期大学 生活学科 住居・デザイン専攻の『造形基礎Ⅰ』の授業で、特別講師を迎えた特別講義を行いました。講師は、全国各地で“アートを活かした街づくり”に携わっておられる、地域イノベーション企業「株式会社1004」の代表取締役 横田 侑氏です。横田氏の活動範囲は幅広く、さまざまな企業や自治体と協力して事業を展開され、鳥取県東伯郡北栄町では、「地域活性化企業人」(総務省の制度)として地域課題の解決に取り組んでいます。
講義の最後に横田氏は、「何でもやってみる“チャレンジ精神”と自分で決めたことを続ける“忍耐力”を持ってほしい!」というメッセージを学生たちに送りました。横田氏の実践的な取組事例や生き生きとしたエピソードに、学生たちは熱心に耳を傾けていました。講義が終わった後も、多くの学生が横田氏のもとへ質問に集まり、活気に満ちた時間となりました。横田さん、素晴らしい講義をありがとうございました!
■ 岡山での現地視察
翌日11月22日(金)には、“アートを活かした街づくり”の現地視察として、大型アートイベント「森の芸術祭 晴れの国・岡山」を訪問しました。このイベントは、岡山県北部の12の市町村で約2か月にわたって開催された国際芸術祭です。
視察には、鳥取短期大学、鳥取大学、公立鳥取環境大学の学生と教職員、あわせて14名が参加。奈義町現代美術館や津山城など、計12か所の展示会場を巡りました。
津山城エリアでは、市街地を散策しながらアート作品を鑑賞しました。地域資源と融合することで、アート作品が地域の潜在的な魅力を引き出している光景に、大きな刺激を受けた学生たち。視察を終えた後には、「街の中を巡り歩いてアートを鑑賞するという経験は初めてでしたが、多彩な作品に出会えて学びが深まりました!」と語っていました。