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防災研修会『防災について考える~異分野連携が学生に伝えできること~』を実施しました

令和4年12月3日(土)、鳥取看護大学・鳥取短期大学キャンパスにおいて防災について考える研修会を開催しました。

 

この研修会は、「とっとりプラットフォーム5+α」【私立大学等改革総合支援事業】の取組み課題としている地域リスクマネジメント体制の強化をめざし、鳥取看護大学・鳥取短期大学 消防防災サークルToCoToN FAST(トコトンファスト)のメンバーと、鳥取短期大学生活学科住居・デザイン専攻2年生を対象に、鳥取県立厚生病院、鳥取県中部総合事務所倉吉保健所、湯梨浜町消防団(羽合)、鳥取看護大学、鳥取短期大学、(一社)鳥取県建築士会の専門分野の講師を招いて、実践的な避難対策について考えました。

 

当日は、(一社)鳥取県建築士会より『HUG(避難所運営ゲーム)』を中心に防災についての知識を教授していただいた後、それぞれグループに分かれて避難所運営についての意見を出しあい、考えました。

 

災害時、自分は何ができるのかという問いに対し、「困っていることを聞く、人に寄り添う、そして見守る」という意見が一番多く、「力仕事をする、運営のお手伝いをする、移動のサポートをする」などの意見もありました。

 

また、避難所を運営するのに困った点・難しかった点として、どのグループも頭を悩ませたのが「ペット連れの避難者に対して、どのように対応すればいいのかわからない」ということです。ひとつのことに対してもいろいろな意見があり、今回の研修会をとおして参加者は、さまざまな意見を聞きながら、新たな気づきや考え方に出会うことができた様子でした。

 

専門的分野のみなさまには、「行政や病院との連携をしっかりとれるように普段から準備すること」や「避難者の体調を把握するため、水分をとることに気を配ること」などが重要であると教えていただき、学生たちは非常時の自分たちの役割や防災についての意識を高く持つことの重要性などに改めて気づく機会となりました。

 

「とっとりプラットフォーム5+α」では、自主防災組織率の向上を目的に、防災士資格の取得をめざす県内5高等教育機関の学生を支援しています。

 

次回はぜひ、他の高等教育機関の防災士資格の取得をめざす学生や取得した学生とも共同で考えることができればと思います。