
鳥取短期大学では、文部科学省の大学間連携共同教育推進事業「ソーシャルラーニング」プロジェクトを展開しています。今年度は、国際文化交流学科において1年次新規科目「地域社会体験」を開講し、地域の方々を講師に迎え9つの地域伝統文化を学びました。
この「地域社会体験」では、自分たちが暮らす地域の伝統文化の歴史や現状を学び、体験することを通して実際に地域へ目を向け愛着を持つこと、そこから地域の抱えている課題を発見し問題意識を持つことなど、自分たちが住んでいる地域への新たな視点を培うことを大切にしています。
また、地域の方など異なる世代の方と接する中で、社会人としての態度やマナーを身につけ、コミュニケーション能力の向上を目指します。
鳥取短期大学の学生は、ほとんどが山陰地域の出身者です。地元での就職を希望する学生も多く、地域に愛着を持ち、若い世代として地域の方との継続的な関係性を築いていくことが望まれます。本学建学の理念である『地域の発展に貢献する人材の養成』を念頭に、地域の伝統文化を知るだけに留まらず、多様な視野の形成、社会性の向上、主体的姿勢の育成など学生の発展的学びを支援します。