鉄工所の工場を見学しました

    6月25日、住居・デザイン専攻の学生が琴浦町にある鉄工所を訪れました。鉄骨の建物は鉄筋コンクリートの建物と比べると次のような利点があります。高い建物の建築ができ、大空間を作ることも可能、そして粘性が高いので地震にも対応できる。欠点としては熱に弱いことです。

    工場見学前に社長さんより鉄骨工事、鉄骨業界について話を聞きました。鉄骨建造物は建設現場と鉄工所と別々に作業を進めます。建設現場では鉄骨の柱を止めるアンカーボルトをセットしていただくのですが、これが正確に行われていないと、いくら工場で正確に作っても不具合や作業進行に影響するといわれました。工場の中では、鉄骨材料の現物、加工や組み立て順、これらに必要な図面と製図室、組み立て完了した鋼材製品検査(超音波探傷試験)を見学させていただきました。工場は材料搬入から製品完成まで流れ作業となっており工場の長さは100m近くあります。7月1日から倉吉市内で建設する4階建ての建物の柱の組み立てや、組み立てが終了した柱の超音波探傷試験の最中でした。製図室では建物の部材が正確にできているか完成予想図で確認できる仕組みとなっていました。

    学生の声

    ・建物を作るために何百枚もの図面が必要なことがわかりました。

    ・施工図の修正はCADですぐにできますが、加工、組み立て時点では大きなロスとなってしまい、作業手順で手を抜くと修正に時間と労力、お金がかかることを知りました。

    ・社員の方たちは多くの技術資格を取得されていることに驚きました。

    [caption id="attachment_683" align="alignnone" width="300"]鉄骨工事について説明を聞く 鉄骨工事について説明を聞く[/caption]

    [caption id="attachment_684" align="alignnone" width="300"]工場内のシステムの説明を聞く 工場内のシステムの説明を聞く[/caption]

    [caption id="attachment_685" align="alignnone" width="300"]部材加工図の詳細を見る 部材加工図の詳細を見る[/caption]

    [caption id="attachment_686" align="alignnone" width="300"]超音波探傷試験の説明を聞く 超音波探傷試験の説明を聞く[/caption]

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