地域コミュニケーション学科


地域社会のなかで多様な人びととともに生きていく協調性とコミュニケーション力を育む学び。
地域社会のなかでもグローバル化が進展し、さまざまな文化や価値観をもつ人びとがともに暮らす時代です。地域コミュニケーション学科では、多文化共生を実現するために必要な「文化の多様性に対する深い理解」や「自分の考えや文化を伝える表現力」を育成します。
言語のスキルを養い、ていねいに接するホスピタリティを身につけ、観光施設、ホテル・旅館をはじめとする接客・販売の仕事、多彩なニーズに応える図書館司書、本を通じて学びをサポートする学校司書など、人とかかわる仕事に役立つ総合的なコミュニケーション力を育成します。
言語のスキルを養い、ていねいに接するホスピタリティを身につけ、観光施設、ホテル・旅館をはじめとする接客・販売の仕事、多彩なニーズに応える図書館司書、本を通じて学びをサポートする学校司書など、人とかかわる仕事に役立つ総合的なコミュニケーション力を育成します。

学科長からのメッセージ
新しい「自分」と出会う
学科長/ 渡邊 太 教授
現代社会で求められるコミュニケーション力とは、表面的な社交性ではなく、他者の声に耳を傾け、幅広い視野を持ち、深く考える力を備えた総合的な人間力です。大学では、答えの定まっていない問いに取り組むことを通じて自分自身で考える力を養い、さまざまな人との対話と交流の実践を通じて多様性を学びます。自分とは異なる他者の思考や感性に触れることは、物の見方を揺さぶり、新しい「自分」の発見につながるでしょう。

学びのポイント
地域コミュニケーション学科では、グローバルに考えローカルに行動する人間力を養います。地域で学ぶプロジェクト型の学習やグループワークを通じてコミュニケーション力を高め、自信が持てる自分づくり、多様な人びととの関係づくり、希望が持てる地域づくりに取り組みます。
地域×コミュニケーションの学びを通じて、変化に対する柔軟な対応力と多文化共生の態度、グローバル化に対応する語学力とチームワークのスキルを養い、地方創生を担う実践的なコミュニケーション力を高めます。
地域×コミュニケーションの学びを通じて、変化に対する柔軟な対応力と多文化共生の態度、グローバル化に対応する語学力とチームワークのスキルを養い、地方創生を担う実践的なコミュニケーション力を高めます。

地域観光の現場を訪れ、実際に自分が体験してみることで観光の魅力を学びます。さらに、旅館でのおもてなし研修や、観光地の魅力を伝える写真撮影ワークショップを通じて、実践的なスキルを身につけます。エコツーリズムやワーケーションなど最新の動向を学び、観光開発に求められる柔軟な発想力を養い、地域観光の未来を創造します。

コミュニケーション力を高めるために、ふだんの授業でもグループワークやディスカッションを頻繁に行います。さらに、地域に出かけて異なる世代の方や異文化圏の方など、多様な人びととの交流を通じて、多様性の理解や他者と協力する態度を養います。また、アート作品を通じたコミュニケーションなど、想像力を広げる活動にも取り組みます。

異なる言語を学ぶことは、異文化理解を深め視野を広げることに役立ちます。地域社会のグローバル化も進展し、日々の生活の中で英語に接する機会もますます増えています。地域の図書館での英語絵本の読み聞かせを通じて地域の子どもたちと交流することや、くらよし国際交流フェスティバルで英語あそびを提供し、地域社会の国際化に貢献します。
時間割 (1年次/参考) |
1限 9:00~10:30 |
2限 10:45~12:15 |
3限 13:00~14:30 |
4限 14:45~16:15 |
5限 16:30~18:00 |
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MON | 異文化コミュニケーション | キャリアデザイン入門 | 現代鳥取学 | 図書館概論 | |
TUE | 基礎英語演習A | 実践スポーツ | 日本語表現法 | 日本国憲法 | |
WED | プレゼンテーション基礎 | 韓国・朝鮮語Ⅰ | 情報処理演習 | ★地域社会体験A | |
THU | ★地域社会体験B | 読書と豊かな人間性 | 共生のためのプロジェクト演習A | スタディスキル | |
FRI | コミュニケーション英語A | 交流とホスピタリティ | 宗教と文化 | 図書館情報資源概論 |
★印の科目は集中講義
※国際文化交流学科 令和5年度入学生のモデル
地域・ひとと、未来とつながる。
地域を知り、コミュニケーション力を磨く日々の活動がたくさんの可能性が待つ未来へとつながっています。

岡野先生 私は言葉に関する授業が多くて最近では「ら抜き言葉」の歴史的メカニズムについて話をしたけれど、Aくんも「見れる」とか「食べれる」とか使うの?
Aさん 使います(笑)。あの授業はとても面白かったです。私はコミュニケーション力を高めようとこの学科を選びましたが、岡野先生は授業以外でもサポートしてくれて、「日本語能力試験」3級に受かったのも先生のおかげです。次は2級合格をめざし、もらった漢字ドリルは今も少しずつやっています。
岡野先生 A君は考え方や礼儀もしっかりしているし、コミュニケーション力も高いですよ。コミュニケーション力をつける実践的な学びの機会も多かったですが「地域交流」の授業はどうでしたか?今年のテーマ「地域のアート資源発掘」で、A君のチームは三朝に行ったんですよね。
Aさん はい。白狼焼や紙漉き体験で地元の人と接し、インターネットの情報にはない地域の歴史や地元の人しか知らない事柄もわかりました。特に印象に残ったのは、顧客のニーズとサービスを提供する側の能力の、両方を満足させる革新的なアイデアを作ることの難しさです。
岡野先生 地域のさまざまな方とコミュニケーションすることで、地域が持っている課題も発見してそれをどう考えるかなど、人間の個性の多様性や社会の複雑さ、厳しさも学べたようですね。卒業後の具体的な夢はありますか?
Aさん 子どものころからの夢は先生で、自分の知識を伝えるという意味での英語の先生になりたいと思っています。ただ”とりたん”で学ぶなかで人の役に立ちたいと思うようになり、今は何かほかの道もあるかなと。自分が蓄えた知識を活かして、この社会が本当に必要としていることに貢献したいと考えています。
岡野先生 2年の通年科目「特別研究」では英語教育がAくんのテーマだよね。興味をもったことをとことん突き詰める事由が学生時代にはあるから、そのときどきで興味の持ったことを学んでいけばきっとあとの人生につながります。これからもAくんらしく一生懸命やってください。


お客様の「ありがとう」がエネルギー源
国際文化交流学科 令和3年度卒業
(有)ひよこカンパニー 大江ノ郷自然牧場 Tさん
(有)ひよこカンパニー 大江ノ郷自然牧場 Tさん
ココガーデンカフェでホール業務に従事しています。主な仕事は、お客さまへのお冷出しやパンケーキ提供などの接客、バックヤードでの梱包などです。繁忙期には大勢のお客さまが一日中途切れることなくお見えになるので、飲食後のテーブルの後片付けとそれに続くカトラリー準備など、スピード感をもってていねいにこなさなければなりません。次に何をすべきか優先順位を考えてうまく行動できないときもありますが、お客さまからの「ありがとう」のひと言が、やはり一番のやりがいにつながっています。
正しい敬語で接客ができると自信を持てたのは、”とりたん”でビジネス敬語やコミュニケーションを学んだおかげです。人と接することが好きな人はもちろん苦手な人にとっても、社会に出てから即戦力となる最良の学びだと思います。これからも、お客さまから「このスタッフ印対応してもらって良かった」と思ってもらえるよう、ホール業務だけでなくショップやバックヤードでもマルチに活躍できるスタッフになりたいと思います。
正しい敬語で接客ができると自信を持てたのは、”とりたん”でビジネス敬語やコミュニケーションを学んだおかげです。人と接することが好きな人はもちろん苦手な人にとっても、社会に出てから即戦力となる最良の学びだと思います。これからも、お客さまから「このスタッフ印対応してもらって良かった」と思ってもらえるよう、ホール業務だけでなくショップやバックヤードでもマルチに活躍できるスタッフになりたいと思います。

国際文化交流学科 令和元年度卒業
観水庭こぜにや Mさん
観水庭こぜにや Mさん

国際文化交流学科 平成24年度卒業
鳥取市立気高図書館 Yさん
鳥取市立気高図書館 Yさん
[ 就職・進学実績 ]
[ 主な就職先 ]
●図書館司書 ●旅行代理店 ●ホテル・旅館 ●観光施設 ●銀行 ●自動車販売店 ●葬祭業 ●一般企業 など
[ 進学 ]
●本学 専攻科国際文化専攻(二年制) ●四年制大学編入(島根大学法文学部、美作大学生活科学部 など) ●留学(慶煕大学国際教育院 など)
※ 国際文化交流学科 令和4年度 卒業生実績
地域コミュニケーション学科のメニュー一覧
