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「鳥取×観光フリースタイル2024」を開催しました

「鳥取×観光フリースタイル2024」を開催しました
    令和6年7月25日(木)、地域コミュニケーション学科「創造的観光人材育成プログラム」のイベント「鳥取×観光フリースタイル2024」を開催しました。「地域観光×インバウンドウェディング」をテーマとして、株式会社プリムローズガーデンの仁連一星氏による特別講演「外国人が注目する『山陰ブライダルツーリズム』とは?」および意見交換を行いました。


    ▲仁連氏による講演


    ▲白熱する意見交換の時間

    仁連氏によると、大山町でアウトドアとガーデンを母体とした結婚式場、パーティー会場、レストランなどを運営するプリムローズガーデンでは、人口減少による国内ブライダルマーケットの縮小や地方高付加価値ツーリズムの必要性などを背景として、香港を主要なターゲットとするインバウンド事業を開始しました。

    インバウンド事業参入当初は、海外での山陰地方の認知度の低さや、提供するコンテンツと現地消費者のニーズとのミスマッチなど、さまざまな難題に直面しましたが、現地の専門家の助言を得てPR資料を改善し、地域の文化や自然を活かしたテーラーメイドブライダルを提供するなど、しだいに香港でも人気を獲得するようになりました。

    山陰の魅力を香港でPRする際に、仁連氏は「ないものがある」というコンセプトを打ち出しました。大都市である香港と比べると山陰には何もないように見えるかもしれませんが、むしろ都会的なものが「ない」ことが大都市の住人である香港の人々の心を惹きつけたのです。


    その他にも、外国人顧客が求めるホスピタリティや異文化理解の重要性、インバウンド観光がもたらす地域経済効果、地方経済における外貨取得の重要性などについても具体的なエピソードを通じて、わかりやすくお話しいただきました。

    講演後の質疑応答も白熱し、地域観光とインバウンドウェディングのかかわりについて深く学ぶことができました。


    参加した学生たちのコメントの一部を紹介します。

    ・「都会にないものが地方にある」という考え方が、これからの地域の観光について考えていく上でとても重要になると考えました。その地域にしかない、都会では体験できないことを見つけて、たくさんの人に興味を持ってもらえるような仕組みづくりをしたいと思いました。
    ・海外を知ることで地域の魅力に気づくことができるとわかりました。
    ・今回初めて大山町にある結婚式場の「プリムローズガーデン」を知りました。日本だけでなく、世界中の方に訪れていただき、思い出を残してもらうという考え方が心に残りました。特に、お客様を取り合うのではなく、他のブライダル会社とも協力してより良いものをめざしているとお聞きして、大切な考え方だと感じました。
    ・地元以外の地域や海外に鳥取の観光やブライダル事業を売り出していくためには、まず地元に住む私たち自身が鳥取の魅力を理解し胸を張っていくことが大切だと感じました。また、海外に売り出して行く際には文化の違いも意識して受け入れた上で、相手のニーズに応えるために相手の要望を聞いて寄り添うことも大切なことなのだと感じました。
    ・山陰の魅力を商品化していくことが大切であるとわかったため、地元の魅力を言語化していきたいと思います。

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