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「鳥取×観光フリースタイル2025」を開催しました。

「鳥取×観光フリースタイル2025」を開催しました。
    2025年7月24日(木)、地域コミュニケーション学科では、これからの観光を考えるための公開イベント「鳥取×観光フリースタイル2025」を開催しました。「鳥取×観光フリースタイル」は、「創造的観光人材育成プログラム」の一環として毎年行っています。

    『「そうだ 京都、行こう。」が長く続くわけ』(交通新聞社)の著者・水野由多加先生(関西大学名誉教授)をゲストとして、「これからの時代の「良い広告」とは? 「そうだ 京都、行こう。」が東京で三○年愛された訳~」をテーマに、ご講演いただきました。
    ▲水野由多加先生による講演
    ▲水野由多加先生による講演
    ▲参加者との質疑応答
    ▲参加者との質疑応答
    水野先生は、JR東海のキャンペーン広告を分析し、「今、ここですぐ買って」と安直に訴えるのではなく、「見たかったことを見せること」によって多くの人の心に残り価値を創造する広告の設計図について解説されました。広告はものの見方を変化させ、その人にとっての大事な意味に気づかせるコミュニケーションであり、そうしたコミュニケーションが成功したとき、長年愛される広告となるのです。
    講演後は活発な質疑応答が交わされ、地域観光のこれからを考える充実した時間となりました。
    講演会には、一般の参加者とともに地域コミュニケーション学科1年次の科目「地域社会体験B」受講生が授業の一環として参加しました。
    受講生の感想の一部を紹介します。
    • よい広告は「見たかったことを見せること」がすごく大事だと感じました。今まで広告に意味があるのかと思うことがあったのですが、これからテレビCMや、駅などに貼られている広告にどれだけの意味が込められられているのか、よく見ていきたいと思いました。
    • 広告を構造的に考え、計画することを学んだ。観光と似ていて、いかに付加価値をつけるのかが重要だと考えた。昔はたくさん広告を出すのがよいとされていたが、現代は受け手の心に残すためにより完成度が求められるとわかった。
    • ひたすら地域のPRをしても届くのはごく少数なので、他と比較し、圧倒的にこの土地ならではのものを紹介するのが効果的だと感じた。広告があったとしても、受け手の心、頭の中に残ることが必要で、21世紀ではそういった、多くの人の心の中に断片的でも残っていることが重要だ、ということが印象に残った。
    • 広告はアピールするものだと思っていたけれど、受け手の自覚していない「見たかったことを見せること」を通じて、変化を与え、気づかせるものだと知ることができました。「そうだ京都、行こう」のようなキャッチコピーが地元にもあればもっと多くの人が来てくれると思うので、将来そういう活動をしたいと思いました。

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