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「株式会社グッドスマイルカンパニー楽月工場」見学会を実施しました

    6月11日(木)、住居・デザイン専攻1・2年生22名が、予てから楽しみにしていた「ねんどろいど」、「figma」等のフィギュアシリーズの企画・制作から製造・販売まで、一貫した事業を展開する「株式会社グッドスマイルカンパニー(以下、グッスマ)楽月工場」の見学に伺いました。

    まず当日は、同社の岩佐取締役を本学にお招きして、事業概要や倉吉市に工場を設立した経緯、地元企業との協働プロジェクトの取り組みについて説明をしていただき、学生からは「ねんどろいど新作キャラクター」の発売予定日、また原型師やフィニッシャーを目指すために必要なデザイン制作スキルの質問など、約60分間にわたる活発な意見交換会を行いました。

    交換会終了後、いよいよ昨年10月に新設された楽月工場に移動し、その最新設備によるフィギュア製造工程を見学させていただきました。工場内はとても静寂・清潔な環境で、「プラスチックの成形」、「塗装」、「組立・配送」の3つの工房で構成されており、約50名の従業員によって工程が進められていました。

    本学では、次年度よりフィギュア(演習科目)の授業を開講することもあり、完成度の高いフィギュア製品を世に送り出す熟練工の塗装技術・組立工程の見学は、フィギュア制作はもちろんのこと、建築設計、デザイン創作を学ぶ学生にとっても大変有意義な機会になったことは間違いありません。見学会終了後には、近代的な工場生産ラインシステムで、高度な製造技術を修得したいという学生や、フィギュア制作の授業が今から待ち遠しいと言う学生がいるなど、フィギュアが地域活性化のための人材育成に一役買うのではないかと考えます。

    併せて、「グッスマ」は、この春に倉吉博物館で開催したフィギュア博覧会、地元企業との連携による商品企画、また現在進行中のものとして倉吉市のイメージキャラクターである「くらすけくん」のフィギュア化など、地域共創プロジェクトにも積極的に取り組みを始めています。近い将来、日本製フィギュアの幕開けが、この楽月工場(made in KURAYOSHI)から本格的に始まるといっても過言ではありません。

    この工場見学会を通して感じたことは、倉吉市の産業活性化のために、住居・デザイン専攻の知的シーズと、「グッスマ」の持つフィギュアコンテンツとのマッチングによる地域課題の解決、さらには県内の多様な技術シーズを活用して、新たな地域産業を自ら生み出す人材など、地域を担う人材育成を推進していかなければならないことを改めて実感しました。

    最後に、この見学会は、倉吉市企画振興部岩本様をはじめ、市職員皆様のお力添えにより実現したもので、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

    [caption id="attachment_694" align="alignnone" width="300"]岩佐取締役による説明 岩佐取締役による説明[/caption]

    [caption id="attachment_693" align="alignnone" width="300"]説明を真剣に聞く学生 説明を真剣に聞く学生[/caption]

     

     

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