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建築材料実習 ”コンクリート強度試験”

    平成27年7月16日(木)、鳥取県建設技術センターにて、6月17日(水)に鳥取県立産業人材育成センターで製作したコンクリート供試体の強度実験を行いました。
    鳥取県建設技術センターは、鳥取県内の高等教育機関と県他で現在構想中である「とっとりイノベーションファシリティネットワーク」(各機関が保有している施設・設備を相互利用できるネットワーク)の一員として参画される予定の研究機関で、これまでも本学の教育研究のためにご支援をいただいているところです。
     

    強度実験の前にはコンクリートのことを学びました。
    コンクリートは水とセメントそして骨材(砂、砕石)を混ぜて作りますので、初めはドロドロ状態です。日にちが経過するごとに固まり強度がでてきます。この間、気温変化や振動を与えないようにします。そのために一定の温度管理された水中で保管します。これを水中養生といいます。

     

    鳥取県建設技術センターの水槽で供試体を29日間、水中養生しました。コンクリート供試体の養生期間は4週間経過すればよいのですが、カリキュラムの関係で1日余分に養生しています。供試体はあらかじめ強度を設定した調合表に従って製作します。ですから、予定している強度は出るはずなのですが、製作過程で何らかの不備があると予定した強度がでません。町中にたくさんある鉄筋コンクリートでできた建物は、とても注意深く施工します。そうでなければ自然災害時にとても多くの被害が発生してしまいます。このようにして強度をはかっている施設・設備を使った実験を体験して、あらためて勉強になりました。

     

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    ●学生の声


    • ミキサーで生コンクリートを作り、これを小分けして供試体を作成したので同じ強度が計測されると思っていたが、まちまちな結果であった。供試体はそれぞれ手分けをして作ったので、どこかで何かが違った。コンクリートはデリケートな材料だと感じた。

    • 試験機の操作加減(加圧のかけ方)でも強度に影響が出るので緊張した。

    • 制作した供試体すべてが設計した強度以上になったので安心した。


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