倉吉博物館玄関の耐震施工を見学しました
現在、倉吉博物館では、屋根瓦の葺き替えと建物の耐震補強工事を行っています。
今回の授業では、博物館玄関前のピロティの柱を耐震補強するところを見学しました。
耐震補強といえば大きな鉄骨で斜材を設置することを想像しますが、博物館などの建物の場合は建物のデザインを損なうことがないような方法を採用します。この方法はFRP補強といって繊維シートを使用します。この特殊な繊維シートは鋼板補強と同等あるいはそれ以上の補強効果があります。使用される個所は、コンクリート構造物の梁、柱、床版の部位です。このような耐震補強が見学できる機会はまれで、学生たちにとって貴重な体験となりました。
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繊維シート[/caption]
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繊維シートを柱に巻き付ける。緑色部分はエポキシ樹脂ボンドです[/caption]
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施工手順の説明を受ける[/caption]
学生の声
・材料である繊維シートはとても薄く軽いもので、これで耐震補強ができるのが不思議。
・施工を見ていると簡単のようだが、有機溶剤取扱資格が必要だったり、施工場所の環境や温度、作業工程時間を管理しなければ耐震補強効果が出ないことを知り、かなり神経を使う作業であることがわかった。
今回の授業では、博物館玄関前のピロティの柱を耐震補強するところを見学しました。
耐震補強といえば大きな鉄骨で斜材を設置することを想像しますが、博物館などの建物の場合は建物のデザインを損なうことがないような方法を採用します。この方法はFRP補強といって繊維シートを使用します。この特殊な繊維シートは鋼板補強と同等あるいはそれ以上の補強効果があります。使用される個所は、コンクリート構造物の梁、柱、床版の部位です。このような耐震補強が見学できる機会はまれで、学生たちにとって貴重な体験となりました。
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学生の声
・材料である繊維シートはとても薄く軽いもので、これで耐震補強ができるのが不思議。
・施工を見ていると簡単のようだが、有機溶剤取扱資格が必要だったり、施工場所の環境や温度、作業工程時間を管理しなければ耐震補強効果が出ないことを知り、かなり神経を使う作業であることがわかった。