研究紀要 83号


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第83号 2021年7月1日刊行 紀要一覧へ
タイトル 生涯学習社会における社会情動的スキルの実証的研究
―交通安全への意識と個人パーソナリティ特性に着目して―
The Research of the Emotional Skills in the Lifelong Learning Society
―Focus of the Awareness of the Avoiding a Driving Offense and Personality―
著作者 増田 圭佑・田川 一希・前田 舞子
Keisuke MASUDA, Kazuki TAGAWA, Maiko MAEDA
ページ 1-6
概要 本研究は,普通自動車運転免許所有者に質問紙調査を実施し,社会情動的スキルが個人のウェルビーイングにどのような相関をもたらしているのかを明らかにしようとするものである.質問紙調査を実施した結果,幼少期の経験や学校での部活動および課外活動の経験が交通安全への意識や事故の経験と相関があることが示された.
キーワード 生涯学習社会 社会情動的スキル 学習の社会的成果 ビッグファイブ指標 
構造方程式モデリング
タイトル 表計算ソフトを活用した簡易データベースシステムの開発に関する研究
A Study on a Development of a Simple Database System Using Spreadsheet Software
著作者 三沢 英貴
Hidetaka MISAWA
ページ 7-13
概要 現代の代表的なデータベースであるリレーショナル型データベースは,SQL言語を用いて管理されることが一般的である.しかしながら,SQLを用いたデータベースの管理は専門的な知識と技術を必要とすることから外部の専門家に発注することも多い.そこで,本稿では日常的な業務に幅広く利用されており,専門的な知識と技術についても比較的触れやすい代表的な表計算ソフトであるMicrosoft社のExcelとその拡張機能であるVBAを活用した簡易データベースシステムの開発と実装の考え方について述べる.
キーワード データベース Excel VBA
タイトル 〈研究ノート〉
付加価値ある新製品開発のためのフードバリューチェーンモデルの分析と活用
Analysis Practical Use of Food Value Chain Model for Development of New Products with Added Value
著作者 山中 珠美
Tamami YAMANAKA
ページ 15-21
概要 生シイタケを製造している県内のA福祉施設では菌柄が定期的に廃棄されている.本研究では,食品ロス削減を目的に,シイタケの菌柄を使用した製品を試作し,施設職員と嗜好性に関する検討を行った.また,経営に関する専門書や文献から食品関連の新製品開発の際に検討すべき事項を抽出した.さらに,FVCを活用して原料から加工,販売・流通,消費に至るまでのフェーズを可視化した.その結果,ターゲットが明確になり,強みを付加価値として生かすことが可能となった.
キーワード 食品ロス削減 新製品開発 フード・バリュー・チェーン 付加価値 
マーケティング
タイトル 〈研究ノート〉
コロナ禍における外食産業と中食市場の経済動向および将来に向けた対策
The Economic Trends in the Food ‐ Service Industry and the Ready-to-Eat Market in the COVID-19 and the Direction of Future Policy
著作者 山中 珠美
Tamami YAMANAKA
ページ 23-30
概要 コロナ禍を経験した企業は,今後,時代に対応しITを駆使した経営実践をすることが予想される.本研究では,コロナ禍における外食産業や中食市場の経済動向と企業の取り組み事例,さらにはこれらの企業の将来展望を明らかにするために総務省等のHP や新聞記事を使って調査を行った.その結果,コロナ禍,さらにはコロナ終息後の企業の存続のためには,サプライ・チェーン・マネジメントが重要であることがわかった.コロナ禍で生まれた企業の生き残りの智恵から,国民一人一人もまた食品ロス削減,SDGsについて考え,VUCA の時代を生き抜く力を培いたい.
キーワード コロナ禍 食事スタイル 経済動向 SDGs VUCA
タイトル  〈研究ノート〉
リアルタイム画像認識を行うAIカーの設計と実装についての研究
―NVIDIA Jetson nanoを利用したJetBotの画像認識メカニズム―
A Study of Design and Implementation an AI Car Which Can Image-recognize the Direction by Using Camera                                          
著作者 野津 伸治
Shinji Notsu
ページ 31-37
概要 AI(Artificial Intelligence)を活用する分野のひとつに画像認識がある.このための学習と推論のメカニズムの理解は重要である.これを自律走行カーのリアルタイム制御として実装する.情報科学分野専攻の短期大学生のグループPBLの教材として利用するためのAIカーの設計と実装の研究である.
キーワード AIカー 画像認識 JetBot Jetson nano
タイトル 〈資料〉
福祉施設職員のタバコと受動喫煙に関する意識について 
Survey on Awareness of Tabacco and Second-hand Smoke Among Welfare Workers                         
著作者 小石 真子・阿部 真幸・相羽 洋子・古谷 昭雄・田中 富美子
Masako KOISHI, Masaki ABE, Yoko AIBA, Akio FURUTANI, Fumiko TANAKA
ページ 39-43
概要 福祉施設職員の喫煙状況やタバコと受動喫煙に関する意識を調査した.喫煙率は,平成30年国民健康・栄養調査よりやや高かった.タバコのにおいや煙について約7割が気にしていたが,喫煙者と非喫煙者・禁煙者で気になる場所の違いがあった.加熱式タバコに関しては約8割が認識していたが,加熱式タバコの受動喫煙の影響は半数以上が正しくは理解していなかった.職員全体に正しい知識の普及と生活環境を守る取り組みが必要である.
キーワード 福祉施設職員 受動喫煙 喫煙 加熱式タバコ COPD
タイトル 〈資料〉
授業におけるGoogle Workspace for Educationの導入と学内インフラ整備
The Introduction of Google Workspace for Education to Classes and the Deveropment of Infrastructure                             
著作者 藤本 直子・野津 伸治
Naoko FUJIMOTO, Shinji NOTSU
ページ 45-49
概要 鳥取短期大学では,2020年12月よりGoogle Workspace for Educationを導入し2021年4月よりその本格的な運用が始まる.本稿では,Google Workspace for Education導入までの学内のICT環境整備が図られた経緯とGoogle Meetを用いた遠隔授業やGoogle Jamboardを利用したグループワークの実践について述べるとともに,Google Classroomを活用した他大学の活用事例の紹介および情報・経営専攻の授業(2021年「資格情報処理A」)での導入計画などについて述べる.
キーワード Google Workspace for Education ICT教育  Google Classroom

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