助教 レヴィ・レイモンド

1.教育に対する責任

私は本学において、主に英語系の教育を担当している。その中でも特に「話す・聞く」を中心に教育している。また、英語の楽しさや実用性の向上、異文化理解の促進にも取り組んでいる。

学校法人藤田学院ホームページ「教員紹介2023」

2.教育の理念

私は、本学の教育活動において、以下の2点を重視している。

1) 英語への興味、自信、実際的な能力の向上
2) 学生に自分の責任を持たせる

3.教育の方法

上記に述べた教育理念を達成するため、例えば2年次後期の選択科目「英語コミュニケーション」では、次の方法を用いている。このクラスの目的は、学生が過去2年間に学んだ英語を利用して、プレゼンテーションを作成して、ディスカッションを行うことである。これは通常、2つのクラスごとの流れである。
1回目のクラスでは、決められたトピックについて説明し、その後、学生はアイデアを生み出して親しみを深めるために、フリートークをする。重要なテーマとキーワードを特定した後、学生はサンプルのプレゼンテーションビデオを見て、原稿を使用して意味を確認する。原稿からの有用な発表的な表現は、ペアやクラス全体としてチェックされ、練習される。次に、学生は使用したい情報についてメモを書き、原稿の作成を開始する。最後に、ジェスチャーや強調などのプレゼンテーションスキルとテクニックを紹介して実践する。宿題は原稿を完成して、自分やペアでプレゼンテーションテクニックをさらに練習する。
2番目のクラスでは、学生がプレゼンテーションを行い、教員と聞き手がメモを取る。フィードバックと改善方法が共有される。学生はフィードバックを使って改めて練習し、もう一度プレゼンテーションを行う。聞き手は、内容について質問し、発表者と話し合うことが奨励されている。最後に、学生は2つのプレゼンテーションの結果を分析し、お互いに最終的なコメントをする。コメントは教員によってチェックされ、次の授業に学生に返却される。アドバイスを使用してその後の発表を改善できる。
成績評価は、レポート30%(2022年度は4つ分)、授業態度25%、学期末の発表の原稿25%と、学期末の発表方法・態度20%を合計して行っている。

鳥取短期大学ポータルサイト「シラバス検索」

4.学生による授業評価

2021年度の授業評価アンケートにおいては、全体として、演習科目の平均よりも高い点数を得た。ただし、学生の自己評価と教員の教育目的とのバランスを考慮する必要がある。
1年選択科目「基礎英会話」(回答者14名)では、すべての質問項目で全体の平均値より高い結果が出た。授業に対する総合的な満足度(項目d)の値は、「あてはまる」93%、「ややあてはまる」7%であった。1年選択科目「リスニング演習」(回答者14名の同じ質問を見ると、「あてはまる」79%、「ややあてはまる」21%であった。この結果を通して、学生は授業を楽しんで、内容に満足していると結論付けることができる。しかし、シラバスの「授業時間外の学習」の内容を元に、予習、復習などに積極的に取り組んだという質問では、「基礎英会話」は「あてはまる」29%、「ややあてはまる」50%、「あまりあてはまらない」21%であって、「リスニング演習」は「あてはまる」64%、「ややあてはまる」36%という下がりが分かった。
この結果は、学生が授業外で時間を有効に活用する方法が不明な可能性があることを示すものかもしれない。シラバスでは、このセクションの改訂と、授業中の特定の指示が必要になる。

5.教育改善への取り組み

学内で開催されるFD・SD研修会、授業公開・見学、学外の研修と学会に積極に参加して、よりよく学校の運営とともに、教育改善を学んだ。学生アンケートからの反省とフィードバックは、毎年役立つリソースである。学生の認識と課題をより適切に測定するために、各クラスの特定のところに関するカスタムの質問が作成され、分析された。特に重要な改善機会は非常勤講師連絡会であった。他のクラスでの学生の状況や教師の指導方法について学ぶことで、自分のクラスをさらに改善するための多くのアイデアが得られた。
特定した共通なことは、学生が自己学習と復習を増やすための時間を見つける必要があるということであった。学生はとても忙しく、時間が貴重なので、公式の宿題を出すのではなく、追加の資料や練習を用意する。この追加資料は、他の英語科目のコンテンツと重複することが多いため、学生は複数の授業を同時に確認できる。

6.今後の目標

1) 短期的な目標
  1. 学生の英会話の力の向上
  2. 授業外の学習時間を増やす
  3. Eiken / TOEICを受験する学生数を増やす、特に2級と準1級の受験者数を増やす
2) 中・長期的な目標
イングリッシュカフェの参加率を増やす。一回しか参加しない方はかなり多いので、毎回積極的に楽しみにする方がいるのは理想です。また、地域活動として、地域の参加者も増やすとともに、本学の参加者を地域でイベントなどを実施することを目的として努める。
最終更新:令和4(2022)年6月30日

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