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[松本学長通信No.8] 「特別研究」発表会

「特別研究」発表会
みなさま、こんにちは。
1年の最も寒い時期となっていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

今回は、本学カリキュラムの特長の一つとなっている「特別研究」についてご紹介したいと思います。これは、本学5つの内4つの学科・専攻において開講している科目です。これらの学科・専攻では、学生たちは2年生になると自ら設定した研究テーマのもと常勤教員の指導を受けながら1年かけて研究活動に取り組みます。研究手法や形態は専門分野によりさまざまで、文献・現地調査、制作活動などにより個人で進めるものや実技実践研究などではグループで取り組むものもあります。

定められた科目を学ぶだけでなく、「自分の得意や個性を伸ばす」、もっと言えば学生たちが「これについては誰にも負けない」という自信をもつことをめざして、早い学科では平成4年に導入されました。もう30年以上取り組んできていることになります。現在では高校においても探究学習が盛んに行われていますので珍しくなくなりましたが、当時の短期大学でこうした科目に取り組むケースは稀でした。

研究成果の発表は学科・専攻ごとに1月末に行うことを通例としています。今年度も一部の学科ではすでに実施されました。発表会では、論文にまとめた多くの内容を限られた時間の中でいかにわかりやすく発表できるかが問われます。パソコンを前に緊張しながらも堂々と披露する姿を見ながら、さまざまなテーマの発表を興味深く聞くことができます。私は学長としてこれが一番の楽しみとなりました。感心する発表をした学生が、入学時にはとても人前で発表できるようになるとは思えなかったと聞いたりすると、学生に寄り添い根気よく指導を重ねた教員の姿も浮かんできます。

こうした学生たちの成果を学外の方にも見学いただけるようご案内を出したり、学科によっては倉吉市内や近隣のホールで披露したりしてきましたが、近年の新型コロナウイルス感染症の影響もあって難しく、現在は学内にとどめています。来年度はぜひおいでいただけるようになればと願っています。
鳥取短期大学
学長 松本 典子
(2023年1月24日 記)
 

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