[松本学長通信No.19] 頼もしい学生たち
みなさまこんにちは。
今年も残り少なくなってきました。比較的暖かく感じた今秋でしたが、紅葉した構内の木々の葉もすっかり落ち、冬突入の風情となってきました。
今年の本学は、前回ご報告した文部科学省の新規支援事業への申請作業に加え、大学運営に関する文科省や日本私立学校振興・共済事業団などの不定期に行われる訪問調査を次々に受けるという、やや珍しい1年となりました。訪問調査にあたっては、質問項目に対する提出資料の作成や訪問当日の面接準備に追われるわけですが、文科省の調査では学生インタビューも含まれていました。
インタビューでは、調査官が授業や学生生活に関するさまざまな質問を学生たちへ投げかけられます。どんな内容になるのか予想はできても確信がもてない状況でしたが、結果的には問題なく意見や思いを述べることができていたようで、その場ではあからさまに感想を言えない調査官も、学生たちの素直な様子に感心し好感を持たれた様子で、そんな印象を非公式にそっと私たちに伝えてくださいました。
大学に対する学生の意見は学内でもいろいろな形で聴取しますが、今年はキャリア教育についてたずねたことがありました。労働観や職業観につなげるガイダンスや具体的な就職・進学支援とその体制などについてです。担任から的確なアドバイスをもらって企業を選択できた、自信がなかったのでキャリア支援課の面接指導を何回もしてもらった、学内での企業説明会で何社もの話を聞くことができ有効だったなど、7月時点の比較的早い時期に就職先の内定している学生たちだったこともあり、学内の支援体制を上手く活用していました。そして感心したのはそのあとです。
何気なく、就職先も決まっているが残りの短大生活をどう過ごすかと聞いたところ、すかさず専門の検定試験を在学中に受験する、タイピングが十分ではないので練習する、語学の力を伸ばす、建築士試験にぜったい受かるように勉強するなどと、口々に言うではありませんか。こちらの期待や予想を超えて就職後を見据えた反応をしてくれたことに、心から嬉しくそして頼もしく感じたことでした。こうした学生たちは地元の企業などでさらに育てていただきながら、しっかりと根を張り地域を支える人材に間違いなく成長していくと確信しました。今年一番の収穫です。
今年も残り少なくなってきました。比較的暖かく感じた今秋でしたが、紅葉した構内の木々の葉もすっかり落ち、冬突入の風情となってきました。
今年の本学は、前回ご報告した文部科学省の新規支援事業への申請作業に加え、大学運営に関する文科省や日本私立学校振興・共済事業団などの不定期に行われる訪問調査を次々に受けるという、やや珍しい1年となりました。訪問調査にあたっては、質問項目に対する提出資料の作成や訪問当日の面接準備に追われるわけですが、文科省の調査では学生インタビューも含まれていました。
インタビューでは、調査官が授業や学生生活に関するさまざまな質問を学生たちへ投げかけられます。どんな内容になるのか予想はできても確信がもてない状況でしたが、結果的には問題なく意見や思いを述べることができていたようで、その場ではあからさまに感想を言えない調査官も、学生たちの素直な様子に感心し好感を持たれた様子で、そんな印象を非公式にそっと私たちに伝えてくださいました。
大学に対する学生の意見は学内でもいろいろな形で聴取しますが、今年はキャリア教育についてたずねたことがありました。労働観や職業観につなげるガイダンスや具体的な就職・進学支援とその体制などについてです。担任から的確なアドバイスをもらって企業を選択できた、自信がなかったのでキャリア支援課の面接指導を何回もしてもらった、学内での企業説明会で何社もの話を聞くことができ有効だったなど、7月時点の比較的早い時期に就職先の内定している学生たちだったこともあり、学内の支援体制を上手く活用していました。そして感心したのはそのあとです。
何気なく、就職先も決まっているが残りの短大生活をどう過ごすかと聞いたところ、すかさず専門の検定試験を在学中に受験する、タイピングが十分ではないので練習する、語学の力を伸ばす、建築士試験にぜったい受かるように勉強するなどと、口々に言うではありませんか。こちらの期待や予想を超えて就職後を見据えた反応をしてくれたことに、心から嬉しくそして頼もしく感じたことでした。こうした学生たちは地元の企業などでさらに育てていただきながら、しっかりと根を張り地域を支える人材に間違いなく成長していくと確信しました。今年一番の収穫です。
鳥取短期大学
学長 松本 典子
(2024年12月12日 記)