助教 レヴィ レイモンド
1.教育に対する責任
私は本学において、主に英語系の教育を担当している。その中でも特に「話す・聞く」を中心に教育している。
2.教育の理念
私は、本学の教育活動において、以下の3点を重視している。
3.教育の方法
上記に述べた教育理念を達成するため、例えば2年次前期の選択科目「メディア英語」では、次の方法を用いている。他に3科目程度でも実践いている。
この科目では、学生は、さまざまな社会的トピックに関するニュースクリップを見て、英語能力と文化理解能力の両方を練習する。 新しい関連する英語の単語や表現がチェックされ、ストーリーが数回見られる。 トピックに関するディスカッションは、ストーリーが見られる前と後に行う。 グループでは、英語でディスカッションを促進するグループリーダーになり、議論した内容をクラスの全員に発表するグループレポーターなど順に役割を担う。
授業が終わったら、学生はそのニュースに基づいていくつかの質問に、自身の意見や経験、そして授業中のディスカッションで他の学生から得た情報を用いて回答するレポートを書く。 追加情報を取得するために、図書館のリソースとオンラインリソースを利用して、さらに調査を行うことをお勧める。
成績評価は、レポート65%、授業態度25%、毎週の準備宿題10%を合計して行っている。
4.学生による授業評価
2024年度の授業評価アンケートにおいては、すべての科目において全体の平均値より高い結果が出た。「私は総合的に授業に満足した」という項目に対しては、「あてはまる」への回答率は全科目で90%を超えた。教育理念に沿って、学生たちは高い関心を示し、実践能力が向上したと感じている。「私は授業の内容に興味をもつことができた」という項目に対しては、「コミュニケーション英語A」(回答者23名)では「あてはまる」100.0%、であり、「コミュニケーション英語B」(回答者22名)では「あてはまる」95.0%、「ややあてはまる」5.0%であり、「共生のためのプロジェクト演習A」(回答者20名)では「あてはまる」75.0%、「ややあてはまる」20.0%だった。
一方、「私はシラバスの「事前事後学習」の内容を元に、予習、復習などに積極的に取り組んだ」に対する回答は、全項目において項目の中で最も低い得点であった。各項目のシラバスに準備や復習の内容が記載されていても、それだけでは不十分であり、授業終了の時に追加の口頭または書面による指導が必要になる可能性がある。
5.教育改善への取り組み
学内で開催されるFD研修には欠かさず出席している。また、授業見学についても時間的に可能な限り参加していて、私の授業を見学した教職員には、その後、提供したコメントについてフォローアップをする。
フィードバックは、毎週のクラスを計画したり、次の学期を計画したりするのに非常に役立つツールと思ってきた。 毎週のクラスの後で、何がうまくいったか、何がうまくいかなかったかを書き留める。 この情報を使用して、来週のクラスをよりスムーズに進めることができる。 学期末には学生アンケートも活用している。 科目の良かったことと悪かったことについてコメントを書くことを検討するよう生徒にお願いす。 最後に、最終成績が提出された後、私は数人の学生に、彼らが受けた科目についての感想について直接尋ねる。
フィードバックに加えて、私の担当する科目が学科のカリキュラムや学校の方針とどのように統合されていると感じているかについて、他の教員にも相談する。また、他の学校の教員に相談したり、研究を読んだりして、様々な教育方法について学ぶ。
6.今後の目標
1) 短期的な目標
- 学生の英会話の力の向上
- 授業外の学習時間を増やす
- Eiken / TOEICを受験する学生数を増やす、特に2級と準1級の受験生
2) 中・長期的な目標
- イングリッシュカフェの参加率を増やす。一回しか参加しない方はかなり多いので、毎回積極的に楽しみにする方がいるのは理想です。また、地域活動として、地域の参加者も増やすとともに、本学の参加者が地域でイベントなどを主体的に実施することも目的として努める。
- 多文化共生の態度とコミュニケーション力を高める英語教育プログラムを開発する。
- 将来の仕事、特に観光業の分野で、英語の有益性と実用的な応用を示す。


