研究紀要 52号

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第52号 2005年 12月01日刊行    紀要一覧へ
タイトル 「打吹山の天女」伝説について
Regarding “The Celestial Maiden Legend of Mt. UTSUBUKI”
著作者 酒井 董美
Tadayoshi SAKAI
ページ 1−12
概要  倉吉市には羽衣伝説に属する話が知られ,「打吹山の天女」という名前で親しまれている.これは世界的な広がりを持つ昔話「天人女房」譚の伝説化したものであり,「倉吉」「羽衣石」「打吹山」などにかかわる地名由来を説いている.本稿では視点を世界に広げながらこの伝説を分析し,当地方の伝説の持つ特色について述べておきたい.
キーワード

昔話 伝説 地名由来 羽衣伝説 天人女房

タイトル 大学生の友人関係に対するエンカウンター・グループを 取り入れた授業の効果
The Positive Effects of Teaching with Encounter Groups on Friendship Development in Undergraduate Studentsd
著作者 河村 壮一郎
Soichiro KAWAMURA
ページ 13−20
概要  大学生を対象にしてエンカウンター・グループを取り入れた授業を行い,友人関係の発達などについて授業効果を測定する調査を実施した.半期分の授業終了後になされた授業印象に関する評価から,授業のエクササイズに積極的に参加した学生は友人の理解が深まり,会話が増加したことが示された.受講による友人関係の発達が示唆された一方,学生の自己理解やメンタルヘルスに対する効果は認められなかった.
キーワード

大学生 友人関係 エンカウンター・グループ 授業効果       

タイトル 幼稚園における歌唱教材と指導法について
Specific Materials and Methods for Teaching Songs to Children Attending Kindergarten.
著作者 羽根田 真弓
Mayumi HANEDA
ページ 21−30
概要  本研究では,幼稚園における歌唱教材と指導法について,幼稚園を対象に実施した質問紙調査を歌唱教材に関する年間計画がある幼稚園と年間計画がない幼稚園とで比較検討した.その結果,歌唱教材に関する年間計画がある幼稚園は,年間計画がない幼稚園よりも歌唱教材,幼稚園教諭の歌唱技能およびピアノ伴奏を重要視しており,さらに子どもの歌唱行動が活発であることが明らかにされた.併せて,歌唱教材の変遷について歴史資料を概観した.
キーワード

歌唱教材 年間計画 歌唱行動

タイトル Rethinking English Education Methods in Japan: A Proposal for Limited Optional Content—teaching Bilingual Education Programs within Local Public Elementary Schools
著作者 山田 アデル
Adele YAMADA
ページ 31−46
概要  For a variety of reasons, many of the current methods of teaching English as a foreign language within the Japanese education system do not match official government goals of facilitating student achievement of communicative competence in English or fostering a deeper association and appreciation of English—speaking cultures. This paper argues that introducing limited optional bilingual education programs into local public elementary schools could be an efficient, easy—to—implement, and effective means of promoting early English language learning and intercultural awareness. These programs could also serve as a way of opening the door to a clearer understanding of the need for specialized education options within public schools.
キーワード

EFL, bilingual education, bilingual program, L2 learning, content—teaching, curriculum reform

タイトル 介護労働,その位置と展望(2)
Care Work;The Position and Views (2)
著作者 山田 修平
Shuhei YAMADA
ページ 47−57
概要  従来主として個々の家族が担っていた高齢者介護の外部化が進み,介護労働が一般化した.介護労働は,産業分類上どのように位置づけられるのか.その専門性をどのようにみたらいいのであろうか.介護労働者数は,労働条件は他の労働者と比してどうであろうか?介護労働の現況,いわば介護労働の現時点における位置付けを分析し,幾つかの課題を提起する.
キーワード

産業分類上の介護労働,介護労働の専門性,業務独占の資格と名称独占の資格,介護労働者の労働条件

タイトル 〈研究ノート〉
基礎情報処理教育の実践について(2)
—日本語ワードプロセッサの基本技能習得の事例—
The Practice of Basic Information—processing Teaching (2)
著作者 山崎 直子
Naoko YAMASAKI
ページ 59−63
概要  鳥取短期大学(以下,本学)情報・経営済専攻(以下,本専攻)では,1年次前期において,日本語ワードプロセッサおよび表計算ソフトウェアの基本操作を学び,かつコンピュータの基本操作を習得するための演習授業が設置されている.入学後2年間の本専攻での学習の足がかりともなる授業である.本稿では前稿1)に続き,ワープロソフトを扱う授業について,アンケート調査を実施し学生の理解度,および資格取得の状況を調査した.とくに本年度は昨年度とテキストを変更したため,学生の理解度の変化に着目した.
キーワード

ワープロソフト,資格

タイトル 〈作 品〉
パウル・クレーの主題による作品
A Work Based on Paul Klee’s Theme
著作者 石野 眞
Makoto ISHINO
ページ 65−66
概要  パウル・クレーは多くの素晴らしい絵画を描いた.パウル・クレー研究と作品鑑賞の中で本年,初めてこのテーマで制作,作品を発表する.クレーの主題とクレー的なるものを問いかけることは,私自身の生涯にわたる研究と制作の課題である.
キーワード

Paul Klee パウル・クレー 宮城県美術館 日本基礎造形学会

タイトル 〈作 品〉
NIGHT×LIGHT
著作者 前田 夏樹
Natsuki MAEDA
ページ 67−68
概要  本作品は,私の好きな景色である「夜景」をテーマに制作した.本文は作品制作における,制作方法やコンセプト等を記したものである.
キーワード

夜景 ぶれ 携帯電話のカメラ アクリル板 ステッカー


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