研究紀要 70号
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第70号 2014年12月1日刊行 紀要一覧へ
タイトル | 石黒武顕著『鳥取県方言分布の実態』の資料性 The Characteristics of “The Actual Condition of Dialect Distribution of Tottori Prefecture” by Takeaki ISHIGURO |
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著作者 | 岡野 幸夫 Yukio OKANO |
ページ | 1-11 |
概要 | 鳥取県方言の言語地理学的研究に資することを目的として,石黒武顕著『鳥取県方言分布の実態』(以下『実態』)の方言資料としての性格を査定した.その方法として,国立国語研究所編『日本言語地図』と共通する方言項目の分布地図を比較し,その異同を分析した.その結果,『実態』のデータは信頼のおけるものであることが確認できた.また,『実態』の持つ特徴のいくつかも明らかにできた. |
キーワード |
鳥取県方言 方言地理学 日本言語地図 資料性 |
タイトル | 大学生のための道徳教育 —自律から動機へ— Moral Education for a College Student —From Autonomy to Motive— |
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著作者 | 佐藤 光友 Mitsutomo SATO |
ページ | 13-20 |
概要 | 本稿は,教職を目指す学生たちに対する道徳教育の実践理論研究である.自然法則と異なっているという自由の問題が自律的な行為とどのように関連しているのかを認識させることで,教育現場での道徳的価値を伴う動機についての考えを学生たちに深めさせる演習授業のあり方を考察する. |
キーワード |
道徳教育 自律 動機 イマニュエル=カント マイケル=サンデル |
タイトル | 〈研究ノート〉 「働く」を考える (3) —フリーターを中心に— A Study on “Work”(3) —About Freeter— |
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著作者 | 山田 修平 Shuhei YAMADA |
ページ | 21-27 |
概要 | 1980年代後半のバブル期,またその崩壊後の1990年代に,年功序列,終身雇用等いわゆる日本的労務管理が変容し始め,非正規雇用といわれる雇用形態が目立ち始める.関連して,フリーターと呼ばれる人々が増大する.フリーターは,自己の意志による働き方か否かにより幾つかのタイプに類型化されるが、何れの場合も,個人的にも,社会経済的にみても,賃金格差,また社会保険の適応の差異,さらに非婚化,少子化を招く等様々な課題がある. |
キーワード |
正規雇用と非正規雇用 バブル期フリーター 氷河期フリーター 賃金格差 |
タイトル | 〈研究ノート〉 伊豆半島産農産物のでんぷん分解作用に関する研究 Amylolysis Effects of Agricultural Products Grown in Izu Peninsula |
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著作者 | 加古 大也 Hironari KAKO |
ページ | 29-34 |
概要 | ダイコンやヤマイモなどの野菜にはアミラーゼが含まれ,でんぷん分解作用があることはよく知られている.そこで伊豆半島で栽培される農産物(根菜類)を用いて地場農産品のでんぷん分解作用の研究を行った.すりおろした農産物をでんぷん溶液に添加し一定時間37℃で保温したのちに,ヨウ素でんぷん反応を利用してでんぷんの残存量を測定した.でんぷん分解作用はサツマイモ,白いも,タケノコイモ,及びつくねイモでみられたが,ヤーコンやアオダイコンではほとんど確認できなかった.以上から,いくつかの伊豆半島産農産物ででんぷん分解作用が確認できた. |
キーワード |
ヨウ素でんぷん反応 でんぷん分解作用 アミラーゼ 伊豆 根菜 |