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鳥取県の郷土料理と特産品活用料理の実習を行いました

    平成28年1月14日(木)に食物栄養専攻2年生は、調理学実習Ⅱの授業にて「鳥取県の郷土料理と特産品活用料理」の実習を行いました。郷土料理は、病院や老人福祉施設などでも提供されており、患者様や利用者様に大変喜ばれています。本専攻では栄養士が献立作成を行う上で求められる代表的な鳥取県の郷土料理について、調理学実習ⅠおよびⅡを通して学んでいます。
    実習では「いただき」「じゃぶ汁」「ひすい団子」の3品を実習しました。「いただき」は、鳥取県西部の弓ヶ浜地区(境港市、米子市)に伝わる伝統的な郷土料理です。別名「ののこめし」とも呼ばれ、防寒用の木綿の綿入れの着物「布子(ぬのこ)」がなまって「ののこ」となったと言われます。弓ヶ浜地区は、かつては砂地であり米作には適さない土地でしたので、米は貴重な食物でした。「いただき」は元々新米が採れた時の「ハレの食」でした。現在でも祝い事、仏事の行事食をはじめ運動会や行楽の弁当などに家庭でよく作られ親しまれている伝統料理で、鳥取県の代表的な郷土料理のひとつです。
    「じゃぶ汁」は鳥取県東部(八頭郡)の郷土料理です。寒の時期の「うぐい」(身が締まっておいしい)を汁物にする場合「じゃぶ」と呼ばれます。現在は「うぐい」の代わりに鶏肉を用いることが多く、鳥取県では汁気の多い魚の煮物を「じゃぶ」といい、野菜や豆腐、こんにゃくも一緒に煮て、汁を吸いながら食べます。
    「ひすい団子」は鳥取県西部の大山町特産のブロッコリーを用いたアイデア料理であり、大山町の小学校では地元の方が講師となり実習が行われているそうです。
    学生からは、「いただきの油揚げが破れないよう、米と具を入れるのに苦労した」「ブロッコリーを入れた団子を初めて作ったが、彩りがきれいだった。」などの感想が聞かれました。

    IMG_5007 (3)いただきの油揚げに具を入れている様子

    IMG_4977 (2)ひすい団子を作る様子

    IMG_5024「いただき」「じゃぶ汁」「ひすい団子」のできあがり

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