倉吉民藝スタディツアーを実施しました

令和5年9月30日、国際文化交流学科「地域社会体験B」受講生有志が倉吉民藝スタディツアーに参加しました。
倉吉観光MICE協会の企画による「倉吉民藝ツアー~白壁土蔵群・郷土作家の足跡編」のパイロットツアーとして、受講生2名が白壁土蔵群と周辺エリアを散策し、倉吉の民藝を学びました。
倉吉観光MICE協会の企画による「倉吉民藝ツアー~白壁土蔵群・郷土作家の足跡編」のパイロットツアーとして、受講生2名が白壁土蔵群と周辺エリアを散策し、倉吉の民藝を学びました。
倉吉には、柳宗悦、河井寬次郞、棟方志功らに師事し、倉吉で民藝運動の発展に貢献した長谷川富三郎の版画をはじめとして、民藝の伝統が根付いています。
今回のツアーでは、倉吉絣(倉吉ふるさと工芸館)や郷土玩具はこた人形(はこた人形工房)を学ぶとともに、骨董品をあつかう「山陰民具」や県内の民藝品を中心に販売するセレクトショップ「cocorostore」では、民藝運動が旺盛だった頃のエピソードやいまも手仕事に打ち込む制作者の人柄などについてお話をうかがい、より深く民藝を学ぶことができました。
棟方志功も度々訪れた「喜太亭万よし」では、当時のエピソードをうかがいながら昼食をいただきました。また、「小川氏庭園環翠園」では、美しい庭園と茶室にしつらえられたさまざまな工夫について根鈴智津子館長から詳しくご説明いただき、柳宗悦や棟方志功が訪れては地域の作家たちと交遊した様子に思いを馳せました。
参加した学生からは、「まちのいたるところに民藝の要素が散りばめられていて、もはや民芸のまちというようでした」「民藝のことをさらに知ることができ、地元でつくられたものをさらに生活に取り入れていきたいと思いました」といった感想が述べられました。学生の声は、ツアーを実施する際の参考意見として倉吉観光MICE協会へ伝えました。
国際文化交流学科の「創造的観光人材育成プログラム」では、新しい観光をクリエイトする課題にチャレンジするため今後もさまざまな現場に出かけ、地域連携教育を通じて学びを深めます。
国際文化交流学科の「創造的観光人材育成プログラム」では、新しい観光をクリエイトする課題にチャレンジするため今後もさまざまな現場に出かけ、地域連携教育を通じて学びを深めます。