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授業「山陰地域フィールド体験学習」で、地域の伝統文化について学びました

授業「山陰地域フィールド体験学習」で、地域の伝統文化について学びました

    国際文化交流学科

    国際文化交流学科1年生の授業「山陰地域フィールド体験学習」では、鳥取県の歴史や文化をフィールドに学生たちがリサーチ活動を行い、地域の魅力を再発見し、伝統文化の保存継承と地域活性化の課題について学びます。平成30年度は、「因幡の傘踊り」について、地域の方から直接学び、理解を深めました。
    7月から事前学習が始まり、「因幡の傘踊り」の概要やリサーチ方法について学んだ後、8月下旬から9月にかけて、傘踊りの実技を学びました。大きくて重い踊り傘の回し方や、足の運び方に悪戦苦闘しながら踊りを学び、一緒に踊るメンバー同士で息を合わせたり、観客に魅せる動作を追求していきました。限られた時間でしたが、大学祭のステージでは、堂々とした踊りを披露することができました。

    貝殻節に合わせて傘踊りの実技を学びました

    創始者の山本徳次郎翁を偲ぶ会に参加しました



    10月からは、実際に体験したことを踏まえて、学生一人一人が因幡の傘踊りについて調査を行いました。
    11月14日(水)には成果発表会を行い、それぞれ、「因幡の傘踊りとしゃんしゃん傘踊りの違いとは」、「因幡の傘踊り創始者『山本徳次郎』とは」、「なぜ男性だけが因幡の傘踊りを踊ったのか」、「地域の踊り・衣装と傘にこめられた意味」といった疑問について調べた結果を発表しました。

    成果発表会の様子


    質疑応答では、傘踊りの講師の方から傘の回し方が千代川を境界として分けられることなどが指摘され、学生たちは調べたことに加えて、傘踊りや鳥取についての気づきが得られ、より関心が高まったようでした。
    発表会のあと、授業の振り返りの会を行いました。

    学生たちからは、「大学祭で傘踊りを披露したが、もっと勇壮な踊りになるように技能をみがいていけばよかった」という反省や、「傘踊りや鳥取について調べることが楽しかった」、「郷土資料おもしろい」といった感想がありました。
    傘踊りの講師の方からは、「時間的な制約があり充分に踊りの指導ができないが、傘踊りを通していろいろと学んでくれてうれしい」という感謝が伝えられ、「あいさつや自分から声を出すこと、地域の誇りを感じてこれからがんばってほしい」と激励の言葉がありました。

    学生たちは現在、「異文化交流」という授業で、因幡の傘踊りを異文化圏の方に伝えようと企画を考えているところです。学んだことを活かし、因幡の傘踊りについて、しっかり伝えてほしいと思います。

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