トップページ > 本科・専攻科 > 本科(二年制) > 生活学科 食物栄養専攻 > お知らせ > 「鳥取地域の郷土料理講習」を実施しました

「鳥取地域の郷土料理講習」を実施しました

    平成30年2月1日(木)、食物栄養専攻2年生の「調理学実習Ⅱ」の授業で、鳥取地域の郷土料理講習会を実施しました。講師に鳥取市生活研究グループ連絡協議会 橋本君江 会長、前嶋道子 様、井口松代 様、鳥取農業改良普及所 渡辺恵子 普及主幹をお迎えし、「そら豆のこふき」「豆ようかん」「こ煮物」の3品を実習しました。

    ◎「そら豆のこふき」
    鳥取市に伝わるそら豆の煮豆料理であり、祭りや冠婚葬祭などの行事食や来客時などに作られています。
    乾燥そら豆に水、重曹を加えて煮て皮をむき、砂糖、塩を加えて甘く煮あげた料理です。

    ◎「豆ようかん」
    正月、お盆、冠婚葬祭など大勢が集まる際のごちそうとして作られる行事食です。乾燥そら豆を「そら豆のこふき」と同様に甘く煮詰め、型に流し入れ冷まします。一晩置き、四角形に切ります。

    ◎「こ煮物」
    寒い時期の根菜類、いも類、こんにゃく、油揚げなどを油で炒め調味し煮たところに、油で炒めた豆腐を加え、とろみをつけた煮物です。寺の大師講には欠かせない行事食です。

    講師の先生方は、学生の調理台を何回も回ってくださり、ていねいに教えてくださいました。特にそら豆の煮詰め加減が難しく、講師の先生方からアドバイスをいただきながら「そら豆のこふき」、「豆ようかん」を完成させました。「豆ようかん」は型に流してから8時間以上置いて固める必要があるため、翌日試食を行いました。

    学生からは、「そら豆のこふきは、そら豆の味がしっかりとしていて、栗のような食感でした」「豆ようかんはそら豆のこふきとは違い、しっとりとしていて、塩味もよく感じられました。型から取り出すと表面に照りが出てつるつるとしていて、寒天などを使わなくてもようかんが作れることに驚きました」「鳥取地区の郷土料理を学ぶことができ、料理法や味を知るとても良い体験ができました。自宅でも作ってみたいです」などの感想を聞くことができました。


    講師の方が栽培された、乾燥そら豆


    乾燥そら豆を水と重曹を加えて煮た後、皮をむいている様子


    講師の方から、そら豆の煮詰め加減を教わる様子


    「ごはん」「こ煮物」「そら豆のこふき」「地元食材の漬物2品 ゆず大根と福神漬け(講師手作り)」


    「そら豆ようかん」の完成!一晩置くことにより、しっかりと固めることができました

    Facebook twitter


    fixedImage
    ページトップ