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[松本学長通信No.22] 宣言した「日本一の短大へ」、まず1つ実現

みなさま、こんにちは。
今年はずいぶん早くに梅雨が明けました。それを証明するかのように早速に連日厳しい暑さとなっていますが、いかがお過ごしでしょうか。長い夏になるのかもしれませんが、負けずに何とか元気に乗り切っていきたいものです。

さて、本学が50周年を迎えたのは令和3年でした。私はその記念誌の挨拶文で「・・真に日本一の短大を目指して進んでまいります。」と宣言しています。原稿を書き出す前はそのようなことまで考えてはいなかったのですが、書いているうちに段々とその気になっていたのを思い出します。しかしだからと言って、具体的な策があったわけでもなく、そもそも何をもって日本一と判断できるのかも、考えがまとまっていたわけではありませんでした。

それが1つ実現したか、と思えることが起こりました。本学は令和6年度私立大学等経常費補助金の交付額が、全国の私立短大で1位(259校中)になったのです。私立大学も国からの補助金を収入源として運営されますが、その交付額は一律ではなく、毎年教育体制に関するさまざまな観点から審査され、評価の高い大学から多く交付される仕組みになっています。したがって私たち大学関係者は、この順位を教育の充実度を測る重要なモノサシとして考え対応しています。記念誌の原稿を書いたときは本学4位、一昨年が2位でした。着々と上がってきたのはそうなのですが、トップになるのは至難のことと思っていました。

今回の結果の大きな要因は、「地域貢献マイスターの育成」事業採択(本欄でもNo.18No.20で報告)による上乗せが大きいと判断しています。本学の建学の精神は「地域に貢献する人材の育成」です。したがって本学はこれまでも地域の多くのみなさまや関係機関にご協力いただき、企業とのコラボ商品開発や県立美術館での活動等のさまざまな連携事業に取り組んできており、本事業はこれらの実践を基にしています。本事業では、さらに拡大する連携事業を通して体験を積み重ね、短大を卒業してからも地域に関心を持ち、自身の専門性をいかしながら地域課題に取り組もうとする人材を育成します。

ほとんどハッタリで宣言した日本一ですが、今はしっかりと目標が見えてきました。次の日本一は、本学が真の人材育成の拠点となることです。そのために全学をあげて本事業を進めてまいります。
鳥取短期大学
学長 松本 典子
(2025年6月30日 記)
創立50周年記念誌

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