国際文化交流学科
異なる言語や価値観をもつ人びととともに生きていくための心とコミュニケーション力を育む学び。
いまや国境を越えて人や情報が行き交いさまざまな文化や価値観をもつ人びとが共に暮らす時代です。 国際文化交流学科では、グローバル化が進む現代社会で必要な「異文化や他者を理解する姿勢」や「自分の考えや文化を伝える発信力」の育成をめざします。
文化を学んで知識を深め、言語のスキルを身につけ、国境を越えて複雑化する多文化社会で力を発揮する総合的なコミュニケーション力を高めます。
文化を学んで知識を深め、言語のスキルを身につけ、国境を越えて複雑化する多文化社会で力を発揮する総合的なコミュニケーション力を高めます。
おしらせ ~ News & Topics ~
- 2024.11.25
- 2024.10.29
- 2024.08.23
- 2024.08.02
- 2024.08.01
- 2024.07.24
学科長からのメッセージ
文化の多様性を学ぶ
学科長/ 渡邊 太 教授
地域社会でもグローバル化が進展し、異なる文化や価値観と出会う機会は今後さらに増えるでしょう。互いの文化を尊重し、ともに生きる社会を築くには、文化の多様性を理解することが大切です。複数の視点を学び幅広い視野を獲得することで、新しい「自分」を発見すること。未知のものへの関心を高めるとともに、見慣れたものさえ新鮮に感知できる感受性を育むこと。そうした経験を通じて、総合的なコミュニケーション力を高めます。
学びのポイント
多様なコミュニケーション力を身につけ、社会で活躍できる土台をつくる。
「言語」「文化」「交流」を
トータルに学ぶ
トータルに学ぶ
言語、文化、交流をトータルに学び、多文化共生のための広い視野をもち、批判的に深く考え抜く実践的な「教養」を身につけます。
自文化・異文化を学び
表現力を伸ばす
表現力を伸ばす
自文化・異文化を学び、言語の背景を理解することで着実な言語力を身につけ、さまざまな場面で自分の考えを効果的に表現する力を伸ばします。
コミュニケーション力を養う
グループワーク
グループワーク
たくさんのグループ活動を通して、異なる価値観をもつ他者の意見を受け入れる態度や、皆と協力して実行するコミュニケーション力を養います。
学生インタビュー
会話力を鍛えることで、英語への興味がさらに高まった。
国際文化交流学科 2年 Sさん
進路選択の条件は、英語が学べ、自宅から通えるところ。その両方をかなえてくれるのが“とりたん”でした。英語の勉強はずっと好きで取り組んできましたが、“とりたん”での学びが高校までと大きく違うのは、コミュニケーション力を重視していること。学生同士や先生と会話する時間が豊富にあり、みんなリラックスした雰囲気のなか、楽しみながらスピーキング力が鍛えられていく感じです。またカナダ出身のレヴィ先生のネイティブな英語にふれることで、広くその背景の文化までを理解することができ、英語に対して学びたい意欲がますます高まりました。この体験を礎に、卒業後は地元で塾講師になり、子どもたちに英語の面白さ、コミュニケーションの楽しさを伝えていきたいと思います。
時間割 (1年次/参考) |
1限 9:00~10:30 |
2限 10:45~12:15 |
3限 13:00~14:30 |
4限 14:45~16:15 |
5限 16:30~18:00 |
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MON | 異文化コミュニケーション | キャリアデザイン入門 | 現代鳥取学 | 図書館概論 | |
TUE | 基礎英語演習 | 実践スポーツ | 日本語表現法 | 日本国憲法 | |
WED | プレゼンテーション基礎 | 韓国・朝鮮語Ⅰ | 情報処理演習 | ★地域社会体験A | |
THU | 読書と豊かな人間性 | リスニング演習 | スタディスキル | ★地域社会体験B | |
FRI | 基礎英会話 | 交流とホスピタリティ | 宗教と文化 | 図書館情報資源概論 |
春休み集中講義:「地域と観光Ⅰ」
★印の科目は集中講義
地域・ひとと、未来とつながる。
地域を知り、コミュニケーション力を磨く日々の活動がたくさんの可能性が待つ未来へとつながっています。
板倉先生 入学してすぐに韓国語の検定試験を受けてみたいと相談に来てくれましたね。
Kさん 私は東アジアに興味があって、高校生のときに韓国語を独学で勉強していたので。英語も好きですが、とりたんでは中国語を選択しました。独学でも勉強を続けながら、広く語学を学んでいきたいと思っています。そのために検定試験も積極的に受けていきたいと考えていて、先生にご相談したところ、すぐにメールで返信してくださって具体的な目標が定まりました。あと鳥取大学の特別聴講生にも興味があって、機会が合えば受講してみたいと考えているんです。
板倉先生 特別聴講生は1年後期と2年前期に受講のチャンスがありますからね。とりたんの授業との兼ね合いもありますが、学ぶ機会を広く、意欲的に取り組んでいこうとするKさんの姿勢はすばらしいですよ。将来の目標は定まっていますか?
Kさん まだ漠然としていますが、鳥取と海外をつなげるような仕事につきたいと思っています。
板倉先生 ということは、観光業とか? ちょうど2021 年度から国際文化交流学科では観光について専門的に探究する「創造的観光人材育成プログラム」がスタートしましたが、プログラムに参加して興味が深まったことはありますか?
Kさん 地域社会体験Aで私のグループは倉吉商工会議所を訪ねたのですが、担当者の方からいろいろなお話を聞くなかで、地域をもっと盛り上げていきたいという熱意を感じました。また、別の授業では、倉吉打吹太鼓を体験しました。地域の方々と交流することで、まだまだ知らない地元の良さがあると知ることができました。
板倉先生 観光業を志す人にとって、地域を深く知っていくことはとても大切ですね。元々とりたんの学生たちは、地域に貢献したいと志している人たちが多いですから、自分の得意を生かしながら、観光や、その他の業種でも、目に見えるかたちで実現していってもらったら嬉しいなと思っています。
Kさん 私は人の話を聞くことが好きなので、これからも地域の人たちとたくさん交流しながら、自分ができることを見つけ、地域を盛り上げる一員になっていきたいと思っています。
接客の醍醐味はお客さまの「ありがとう」
国際文化交流学科 令和元年度卒業
観水庭こぜにや Mさん
観水庭こぜにや Mさん
旅館の玄関口でお迎えしたお客さまをお部屋までご案内し、お帰りの際にはチェックアウトの手続きをしてお見送りするところまで、直接お客さまと接しています。お客さまは一人ひとり異なる背景をお持ちですから、柔軟に対応する必要があり、その方に合わせた接し方を常に意識しています。
“とりたん”では、コミュニケーションについて多くのことを学びました。とくに「敬語」や「挨拶」についての授業は、日々の実践で役に立っており、誰に対しても自然に挨拶することや、お客さまに対してだけでなく従業員同士でもていねいな言葉遣いをすることなどに、しっかり活かせているのではと感じています。
旅館の仕事で一番嬉しいことは、お客さまに「ありがとう」と言ってもらえることです。まだまだ修行中ですが、イレギュラーな事態にも、状況を冷静に判断し迅速に行動できるようになり、「この人がいれば安心」だと思ってもらえるような、接客のプロになることを目標に頑張っています。
[ 就職・進学実績 ]
[ 主な就職先 ]
●図書館司書 ●旅行代理店 ●ホテル・旅館 ●観光施設 ●銀行 ●自動車販売店 ●葬祭業 ●一般企業 など
[ 進学 ]
●本学 専攻科国際文化専攻(二年制) ●四年制大学編入(島根大学法文学部、美作大学生活科学部 など) ●留学(慶煕大学国際教育院 など)